神戸の調剤薬局

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グッドプランニングの在宅医療における
服薬サポート

在宅医療とは、自宅または施設で寝たきり状態の方、通院に介助が必要な方を対象に、自宅など生活の場に訪問して行う医療です。医師・看護師・薬剤師やケアマネージャーなど、 さまざまな職種が関わり、チームとして利用者さまのQOL(Quality of Life :生活の質)を高めていく取り組みの中、グッドプランニングは「定期訪問を伴う服薬サポート」という形で参画を行なっています。

利用方法

  • 利用者さまやそのご家族、担当ケアマネジャーが、自宅・施設における薬の管理について、薬局(薬剤師)にご相談いただくところから始まります。その後、薬剤師による 医師への訪問提案、医師からの訪問指示を経て、薬剤師による在宅医療サービスは提供されます。 医師の指示のもと薬剤師が行う在宅医療サービスは、「在宅患者訪問薬剤管理指導 (医療保険)」・「居宅療養管理指導(介護保険)」と呼ばれます。保険の種類によってサービス名が異なりますが、内容に大きな差はないのでご安心ください。

料金例

  • ● お薬代金の他に、上記のご利用料金が別途かかります。
  • ● ご利用料金は、訪問の状況によって変わります。
  • ● 訪問回数は、患者さんの状況により異なります。

なるほど!知っトクコラム

在宅医療の範囲

医科診療全体に対する在宅医療の割合は小さいものの、2008年から10年で約1.8倍にも伸びました。高齢者のほか医療的ケアを必要とする乳幼児や若年層が増加していること、在宅医療で提供できるサービスは特に制限がかけられていないことから、在宅医療が全体に占める割合は今後も大きくなっていくと予想できます。 住み慣れた空間で、患者に安心して医療を受けてもらうには、在宅医療サービスを提供する医療従事者はもちろん、ご家族のご協力も欠かせません。ご家族のサポートと医療のかけ算で在宅でも充分な医療的ケアが可能な疾患もあります。 例えば、自然呼吸が難しい方に提供する在宅酸素療法、在宅人工呼吸療法、在宅陽圧呼吸療法といった呼吸補助療法は、比較的医療的ケアがしやすい在宅医療です。 このほか、食べ物から栄養を摂れない方には在宅中心静脈栄養療法、成分栄養経管栄養法などの栄養補助療法、排泄機能が弱っている方には在宅自己導尿療法、持続導尿、人工肛門の処置を含む排泄補助療法、腎臓機能が衰えている場合には在宅人工透析療法というように、ご家族や患者本人でのケアが技術的に可能なケースは多くあります。

在宅医療の考え方

在宅医療は、患者の暮らしの中に医療従事者がお邪魔してケアを提供するものです。これにより、患者は住み慣れた場所で医療を受けられるようになりました。状態によっては患者本人がセルフケアを行いますが、そうではない場合はご家族のサポートが欠かせません。
ご紹介したように、技術的には自宅でのケアが充分可能、という療法は多くあります。しかし、排泄関係はご家族にとって高めのハードルになる場合が少なくありません。そして、ハードルだと思ってしまうことに罪悪感を覚える方も多く見られます。
「大切な家族なのだから、排泄のケアくらいできるはず」など、決して気負わないでください。長期化傾向のある在宅医療では、気持ちが落ち込むことは普通にあります。そうした時は無理をせず、外部機関に介護を頼んだっていいのです。それが結果的に、大切な家族と1秒でも長く暮らすことに繋がります。
たまに見られるのが、ご家族の中でも特定の一人がケアの役割を追っているケースです。例えば、主婦・主夫の方。家にいる時間が長いという理由からメイン担当になりがちですが、ほかのご家族が帰宅したら夜のケアは任せるなど、役割はできるだけ細分化し、一人に負荷がかかりすぎないようにケア体制を整えましょう。
患者の何をどのくらいサポートするかのさじ加減もまた大切です。できることまで引き取ってしまうと、患者の体力、筋力はもちろん、気力も奪ってしまいかねません。患者とご家族、ともにいいあんばいで過ごせるポイントを協力し合って見つけてもらえればと思います。

在宅医療・3つのお約束

①家族全員に役割をわりふる
②がんばりすぎない。時には外部サービスを頼ろう
③できることは患者本人にしてもらおう

在宅医療の対象

さまざまな理由で通院が難しい方のためにあるのが在宅医療です。そのため在宅医療の対象となるのは「通院困難」と見なされた方。特定の病気や障がいがある、重症度が高い、要介護でなければならないといったことはありません。費用についても、医療保険を利用できます。
「通院困難」とは定義上は寝たきりまたは、寝たきりに近い状態とされていますが、実際に在宅医療を受けるかどうかを判断するのは患者の主治医なので、先生に相談するとよいでしょう。

在宅医療に対応できる薬局とは

私たち薬局も、在宅医療チームのピースです。しかし全ての薬局が在宅医療に関われるわけではなく、あらかじめ「在宅患者訪問薬剤管理指導」を行う旨を行政へ届け出た薬局のみが行えます。
届出を出した薬局の薬剤師は、医師の指導のもと患者さんを訪問し、薬の飲み方や飲み合わせ、保存方法など薬に関するさまざまなアドバイスを行います。
こうして薬剤師は、医師や看護師と一緒に在宅医療の患者の健康を維持するお手伝いをさせてもらっているのです。

在宅医療を支える人々

在宅医療を支える立場の人々はたくさんいます。
その輪の中にはどのような人々がいるのかを紹介します。

医療的ケア 行う人 ケアの内容
•訪問診療 •往診 医師 医療プランに基づき、患者を定期的に訪 れ診療を行います。 訪問頻度は平均的には月に2~4度です が、患者の状態に応じて臨機応変に対応 します。
•訪問看護 看護師 医師と同じく、医療プランに基づいて定期的に患者を訪問し、患者に医療的処置やケアを施します。
•訪問歯科診療 歯科技士 患者を訪問し、健康に大きく関わる歯の状態のチェック・診療を行います。
•訪問歯科衛生指導 歯科衛生士 歯科衛生士ができる範囲の衛生指導を担当します。
歯みがきアドバイスなどがこれに当たります。
•訪問リハビリテー
ション
理学療法士
作業療法士
言語聴覚士
ケアプランも基づき、患者を定期的に訪問します。
患者の体力や筋力が今以上に落ちないよう機能訓練の実践を促し、暮らしのQOL悪化を防ぎます。
•訪問薬剤指導 薬剤師 医師の指導のもと患者を訪問し、飲み方、保管の仕方など薬に関するアドバイスを行います。
•訪問栄養指導 栄養士 健康維持や療養に必要な栄養についてアドバイスをします。
・ケアプラン作成 ケアマネージャー 介護を必要とする人が、訪問リハビリテーションなど介護保険サービスを受けられるよう、ケアプラン作成や関連事業者との調整を行います。
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