神戸の調剤薬局

グッドプランニングの健康フェア

調剤薬局であるグッドプランニングが、薬の調合だけでなく、イベントを実施する理由は、神戸・兵庫にお住まいの皆様の健康への関心・意識を高め、より健やかな毎日を過ごしてほしいから。 グッドプランニングの健康フェアには、健康づくりに必要な全ての情報が詰まっています。体によい食事の基本知識、その情報を取り入れたレシピ、現在の身体の状態チェック、そして カンタンな運動のやり方などをひとつのイベントでお伝えするのがポイント。知識とその活かし方をセットで知れば、「やってみよう」という気持ちも起こりやすいからです。習慣になるまでくり返し試したくなるような、そんな内容をご用意しています。

健康フェアで開設する
コーナーの例

  • 骨折・転倒リスクチェック

    加齢とともに起こりがちな、骨密度の減少や筋力の低下。12のチェック項目(FRAX®)で、向こう10年 以内の骨折リスク、転倒リスクを測定し、今から対策を練りましょう。ただし、既にリスクが15%以上になっていたら、すぐかかりつけ医にご相談を。
  • こども健康チェック

    近年、生活環境の変化などにより、こどもの筋力低下が問題になっています。簡単な筋力チェックを実施し、自宅で簡単に取り組める筋力維持のトレーニング方法をお伝えしています。
  • 栄養相談

    骨や筋肉、体の基礎を強くする栄養。仕事や趣味で忙しい、けれど食事にも気を配りたい。そんなジレンマを抱える皆さんへ向けて、どんな食材をどう調理すれば効率よく栄養を取れるのか、マンネリレシピのカンタンアレンジといったアドバイスを行います。
  • お薬・健康相談

    決まった日時に飲むだけ。でも、日々忙しくしていると難しいものですよね。お薬の飲み忘れを少なくするコツのほか、錠剤が苦手・粉薬が苦手・喉に引っかかりやすい、などの服薬ストレスを少しでも減らして、元気を取り戻すお手伝いを。
  • ロコモ体操

    ロコモとは、骨・関節・筋肉・神経などが弱って、立ったり歩いたりすることが難しくなった状態のこ と。ロコモ体操とは文字通り、ロコモを予防する運動です。好きなときに好きな場所へ行ける体をキープするため、ロコモ体操にチャレンジしましょ う。
  • 血管年齢測定

    血管年齢が示すもの、それは動脈硬化の進行度合いです。心筋梗塞や脳梗塞リスクが高くなってしまう、恐ろしい動脈硬化。自分の血管がどういう状態にあるかが分かれば、対策は立てられます。生活習慣見直しのきっかけづくりに。
  • 健康食品の試食会定

    世の中にあふれる健康食品の数々。試してみたい けど、そもそもどれを選べばいいのかわからない! という方も多いのでは。健康フェアでは、薬剤師オ ススメの健康食品お試しコーナーを設置。健康食品と医薬品を同時に取る時の注意点もお話ししています。

なるほど!知っトクコラム

健康寿命延命のためにフレイル予防を始めよう

少子高齢化が進む日本において、健康寿命の延命が重視されています。健康寿命とは、WHOが提唱している指標で、「平均寿命から介護状態の期間(認知症や寝たきり等)を差し引いた期間」のことです。
人は歳を重ねると徐々に体力がなくなり、外出が億劫になり、病気にならないまでもサポート(介護等)が必要になってきます。このように、心と体の働きが衰えてきた状態を「フレイル(虚弱)」と呼びます。フレイルの位置づけとして、“心身が健康で問題なく自立した生活を送れる状態”と、“家族や周囲の支援が必要になる介護状態“の間の状態。健康で長寿を目指すためにも、フレイル予防が重要になってきます。

フレイルのさまざまな症状

フレイルは体力の衰えだけでなく、さまざまな症状があります。
具体的には、
・筋力低下や内臓などの機能が低下する「身体的フレイル」
・舌、歯、口周りの筋肉、喉などの機能が低下する「オーラルフレイル」
・うつ傾向、認知機能が低下する「心理的・認知的フレイル」
・人との交流が減少して引きこもる「社会的フレイル」 など。
これらは単独で発生するのではなく、心や体の状態、生活習慣と複雑に絡み合いながら進行していきます。

「おいしくものが食べられなくなってきた」、「疲れやすくなって何をするのも面倒に感じる」、「以前に比べて体重が減ってきた」これらの傾向がある人は、フレイルの可能性があります。症状が進行して介護が必要になる前に、フレイル予防を始めましょう。

メタボ対策からフレイル予防へシフトが必要

総死亡率の統計からみて、高齢期のBMI指数は少し高めの方が健康に良いことがわかってきました。中年期以前は、メタボ対策に力を入れてきた人も少なくないはず。そんな人たちも、健康寿命を延命するには、メタボ対策からフレイル予防へのシフトが必要かもしれません。目標とするBMIの数値は以下を参考にしてみてください。

目標とするBMI数値(18歳以上)
18~49歳:18.5~24.9Kg/㎡
50~69歳:20.0~24.9Kg/㎡
70歳以上:21.5~24.9Kg/㎡

※出典:厚生労働省ホームページ

フレイル予防に大切な3つの柱

上述したように、フレイルは心身の状態や生活習慣とリンクしています。そのため、フレイル予
防するには、「栄養(食・口腔機能)」、「運動」、「社会参加」これら3つを生活サイクルに組み込むことが重要になります。

フレイル予防の取り組み1-1:栄養バランスの取れた食事

健康な体づくりには、食事が欠かせません。毎日の食事には、炭水化物・タンパク質・食物繊維・ビタミンなど、栄養バランスの良い食事を1日3食きちんととるように心がけましょう。調理が難しい場合は、市販の惣菜やレトルト食品、缶詰などを取り入れるのもおすすめです。また、よく噛んで食べるのもフレイル予防に有効です。

フレイル予防の取り組み1-2:定期的な歯科検診

おいしく食事を楽しむには、口内環境の健康も重要。年齢とともに口内環境も衰えてきます。歯や歯茎に異常はないか、定期的に歯医者を受診し、お口の健康を守りましょう。

フレイル予防の取り組み2:適度な運動

運動は筋力低下を防ぎ、転倒や骨折、寝たきりなどのリスクが軽減されます。また、筋力の意地だけでなく、食欲や心の健康にも影響を与えます。家事やウォーキング、筋トレ、体操など、その 日の体調と相談しながら、継続して取り入れてみましょう。

フレイル予防の取り組み3:趣味・就業等の社会参加

社会や人とのつながりを持ち続けるのは、フレイル予防にとても有効です。お友達とのおしゃべりや食事はもちろん、趣味のコミュニティやボランティア、就業など、自分に合った活動を見 つけましょう。
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